ここ最近、狂ったように買い物をしている。
双極性障害を持っているので躁うつの波があるけれど、今回の波は長かった。
前回の躁状態のときはお金もないのに30万以上のサックスを購入し、半年もしない内に飽きて押し入れに押し込んだままになってしまった。
今回の買い物対象は文房具。
もともと文具が好きで、可愛いシールやメモ帳を見つけるとちょくちょく購入してコレクションしていたのだが、十数年かけて集めたコレクションの倍以上のものを購入したと思う。
別に躁でもなく、逆に欝状態だった。
ただボーっとスマホを見て、(あ、可愛い)と思ったら即ポチポチ。
たかが数百円のシールでも溜まればそれなりの金額になる。
毎日のように届く荷物を開けても特に感動もなく、「ああ、そういえば買ったな」という感じで、カラーボックスの中に放り込む。
まあ今回は数十万の出費にはなりそうにないのでその点はある意味良かった。
今は少し症状が落ち付いてきたけれど、それでもショッピングサイトの閲覧はやめられない。
「いい加減にしないとまたダメになる」と自分でも分かっているのに止められない。
病院で先生に相談したら「今日は買うのを控えましょう」と言われた。
それってダルクの考え方では。
先生の目には私は買い物依存症に写っているのかもしれない。
帰り道に文具店があるので「行ってはダメですよ」と言われたのにも関わらず誘惑に負けてまた買い物してしまった。
ああ、確かに依存症だわ、私。
買ったものは手帳に貼りつけたりして、いわゆる「デコ手帳」にしているけれど、もう一生使いきれないほどの量を買ったので買わなくていい、と言い聞かせているのに……。
ただしデコ手帳を始めたら手帳を開く習慣がついたので、これは唯一のメリットかもしれない。
シールをぺたぺた貼るのも子どもに還ったみたいで楽しいしストレスも少しは発散できる。
何事も見方によってはメリットにもデメリットにもなるのかもしれない。